2010年6月19日土曜日

出版秘話:初めてのインタビュー

GoogleApps解説書の執筆にあたり、なかなか得難い経験は取材だった。インタビューに応じてくれたグーグル株式会社サイオステクノロジー株式会社株式会社インターナショナルシステムリサーチ株式会社ベイテックシステムズの方々に改めて御礼申し上げます。

GoogleAppsの解説本なので、最後の章でGoogleAppsをベースとしたソリューションを紹介したほうが面白いかなと思っていたが、正直ところ取材することまでは頭が回らなかった。当初はベンダー各社に原稿用紙を渡して自由に記入してもらうことを考えていたが、出版社の編集担当者は取材に行くことを強く勧めてくれたので、インタビューを実施することになった。

私も誤解していたのだが、インタビュー記事とは発言録と違い、質問者と回答者の発言を一言一句もらさず文章化すれば出来上がり、というわけではない。回答者は必ずしも理路整然と説明してくれるわけではないので、読む人が混乱しないように発言内容を起承転結にまとめたり、主題と関係ない話を省く・逆に不足している内容を付け加える、といった編集作業が不可欠である。過度に編集してしまうと先方の主張を簡単にねじまけてしまうことができるため、編集には細心の注意を払った。

インタビュー記事を読み返してみると、大半の情報はWebサイトやパンフレットで掲載されていることに気づく。しかし、担当者がサービス内容を語りかけているインタビュー形式のほうが、Webサイトやパンフレットのように無機質に整理されているよりも読者にとって読みやすいと強く感じた。特に担当者が製品にかける情熱・思いが臨場感となって言葉の端々に出てくるのも、インタビュー記事の特色だ。

最初の訪問企業では、私自身がインタビューに慣れていないこともあり、うまい具合に聞きたいことを引き出せなかったが、回を重ねることに上達していくことを実感できた。本当に貴重な経験をさせてもらったと思っている。

インタビュー記事は序章と11章に掲載されています。ご興味のある方は、ぜひご覧いただければと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿